目次
いきさつ
レオチータ買いましたか?
子供がいない方には何の事かわからないと思いますが、トミカの「アースグランナー レオチータ」というおもちゃのロボットです。2020年5月現在アニメ放送中です。
家に籠らないといけない今の情勢だし、ちょうど子供の日という事でうちの子供が早速ゲットしました。
そして早速、足に着ける爪のパーツを壊しました。
爪パーツを外すときに、子供がなんか顔をぷるぷるさせて全力で外してるな・・・と思って見てたら、「あっ・・・」とか言って。
シンカリオンもそうでしたが、使い始めは圧入部分が固いんですよね。
そしてその内すり減って、ゆるゆるになって足腰立たなくなって・・・。
すり減るのは子供がハードローテーションし過ぎなんですが。トミカは夢中になる良いおもちゃ作りますよね。ゆえに罪深い。
妻が接着剤で付けてみたものの、強度不足ですぐに同じ所で折れる始末。
良い方法無いかなぁと考えた結果、丁度穴も空いているし中に鉄心を入れてやろうと思いつきました。
壊れた物と修理結果
こんな感じで、圧入するでっぱり部分が根本からぽっきり折れてしまいました。
修理後は・・・。
こんな感じ。継ぎ目はそのままにしました。
必要な道具
お金の話
ゼロから道具揃えるなら、正直もう一つレオチータを買った方が安くなるかもしれません。
しかし道具は今後もずっと使えるんだと、奥さんを説得してMy工具箱を充実させていきましょう。
コーナンなどのホームセンターでそこそこの道具を全部そろえると5000円くらいになります。
今回はコロナ自粛の中なのでお店巡りができませんでしたが、100均やネットの中国製なんかも活用すればもっと安く手に入ると思います。1500円くらいで収まるかも。
道具一覧
ペンチとタップハンドルは家にあった物を使いました。
ペンチ
写真のペンチは先が曲がっていますが、真っすぐの物でかまいません。100均で買えると思います。
ねじ
ねじはM3であれば鍋ねじでなくてもなんでも良いです。今回は10mm以上の長さが必要です。写真のねじはホームセンターで1袋で30円でした。
M3とは、メートルねじという規格の3mmのものという意味で、M4やM5など数字が増えると大きなねじになっていきます。
ハンドタップ
穴にねじ穴を作る道具です。今回はM3のねじ穴を空けたいため、M3のタップを購入しました。
また写真の物は先・中・上げという3つセットになっており、先・中・上げ(仕上げ)の順に使うと、うまく真っすぐねじ穴を切りやすいですよという構成です。
とりあえずの修理をするだけなら、中や上げの単品だけでも大丈夫だと思います。1000円ちょっとしました。
これはたぶん100均にはないんじゃないかなぁ。
ドリル
修理したいものに穴が開いていたのですが、M3のねじ穴を作るためには先に2.5mmの穴をあらかじめ空けておく必要があります。その穴を空けるために2.5mmのドリルの刃を含んだ物を購入しました。1300円くらいでした。
工具箱を充実させるためにセットを買いましたが、100均のハンドドリルの2.5mmで良いと思います。もしくは後述の中国製ピンバイスセットで。
タップハンドル
タップハンドルは、ハンドタップとドリルの刃を装着してぐりぐりするために使います。電動ドリルではなく、手で回す時に使う道具です。
ホームセンターだと1000円~2000円くらいで買えると思います。
代替品として「ピンバイス」というドリルやタップを固定できるドライバの持ち手のようなものもあります。タップを空けるには精度が悪いかもしれませんが、多分使えます。
電工ペンチ
電気工事で使うペンチです。電気のコードなどの皮を剥いたり切ったり、色々使える工具です。こちらの物を使いました。
今回はM3の鍋ねじを切断して、ねじの頭が無いものを作りたいがために購入しました。
100均に似たような機能があるものは無いと思います。
修理
方針
爪パーツと折れたでっぱり部分の両方にねじ穴を空けて、頭の無いねじ(芋ねじのような)を差し込む感じです。
手順
- 爪パーツの穴に、ドリルで2.5mmの下穴を空ける
- 同じく折れたでっぱりパーツに、ドリルで2.5mmの下穴を空ける
- 爪パーツの下穴に、ハンドタップでねじ穴を作る
- 同じく折れたでっぱりパーツの下穴に、ハンドタップでねじ穴を作る
- M3のねじを、電工ペンチでねじの頭が付いていない方が10mm程度になるよう切断する
- 切断したネジをペンチでつかんで、爪パーツの穴に取り付ける
- 折れたでっぱりパーツをペンチでつかんで、爪パーツに取り付ける
作業のポイント
- 爪パーツのドリルでの下穴は真っすぐ6mm程あける
- 折れたでっぱりパーツのドリルでの下穴は、真っすぐ貫通しても良いくらい
- ハンドタップでねじ穴を空ける時は、真っすぐ行うこと
- ハンドタップは一回転したら少し戻すといったように少しずつ進める
- 爪パーツのハンドタップのねじ穴はあまり奥までやりすぎない事。ネジ山がつぶれるかもしれません
- ねじを爪パーツに取り付ける時は力を加減すること。ネジ山がつぶれるかもしれません
まとめ
修理する時に記事にするつもりが無かったので、作業写真が無くてすみません。
修理結果と想像力で補ってもらえれば幸いです。
修理後数日経ちましたが、今のところ壊れることもなく順調に遊べています。
ただ副作用で爪パーツが左右に回るように動くようになってしまいましたが、それはそれで楽しんでいます。
壊れた時にも工夫して修理すると、それはそれで遊びの延長で楽しめますよ。